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事前認定で非該当、被害者請求による異議申立てで併合14級認定

部位頚部・腰部症状痛みやしびれ

別海町在住主婦(平成30年8月事故)

T字路の交差点で一時停止中に左方道路から右折してきた加害車両に衝突され、頚椎捻挫や腰部挫傷などの診断を受ける。約9ヶ月間の通院治療を経ても首や腰の痛み、左腕から手のしびれ、左足のしびれ等の症状が残存したため、相手方保険会社がおこなう事前認定を受ける。その結果、後遺障害の等級に当たらないと判断されました。

この認定結果が妥当かどうか、見立てをしてほしい

「この認定結果が妥当かどうか、納得して先に進みたい」とのことで電話相談を受けました。被害者さまの事故状況や自覚症状を充分聞き取りし、さらに事前認定の際に使用した後遺障害診断書等の資料を郵送してもらい内容を精査し14級に該当する可能性があることをお伝えして、後遺障害等級の異議申立て手続き(再申請)をご依頼頂きました。

前に進むためにも手続きがしたい

被害者さまは相手方の保険会社に後遺障害の認定手続きを任せるのではなく、被害者側でおこなう「異議申立て」をすることで、万一、自分の後遺症が後遺障害等級として認められなくとも納得できると考えておられました。そんな被害者さまの納得にこたえるためにも不足していた医療情報を補うため、主治医との面談を依頼しましたが断られました。そこで、認定基準上、必要な情報を主治医に照会し、「回答書」を作成していただきました。そして、この回答をもとに資料を取りまとめ、自賠責保険へ被害者請求をおこないました。

認められなかった後遺症が併合14級認定

被害者請求をおこなってから約2か月後、認められていなかった後遺症が後遺障害等級14級に認定されました。認定基準を満たしていることが前提ですが、被害者さま自身が積極的に「異議申立て」の手続きに協力していただけた結果だと思います。

後遺障害等級認定のポイント

１度、後遺障害の等級として認められなかった場合でも、認定基準上、必要な医療情報を補うことで後遺障害として認定される場合もあります。
今回の被害者さまのように、医療情報を伺って資料を作成してもらう目的で主治医に面談を依頼することがありますが、面談ができない場合も多く、その場合でも質問を考案して書類を担当医にお送りし、不足していた医療情報を回答してもらうことで実態どおりの異議申立てが可能となります。
認定結果が通知されたけど、妥当かどうかわからないという方はご遠慮なくヨネツボへご相談ください。